自動書記(じどうしょき)
自動書記とは、降霊術や霊媒術のひとつです。霊能者は霊体をその身に降ろして一時的に身体を貸し与え、その間に霊体は思うままに用意された紙に筆記する流れになります。そのため、自動筆記と呼ばれることもあります。霊体が伝えたいこととして筆記した内容は、ほとんどの場合、文字やイラストの体裁を成していません。それどころか、単にペンを走らせただけの落書きにさえ見えます。これを解読するのも、霊能者の役割になります。故人本人の遺志、意思、未練、あるいは誰かに充てたメッセージであることがほとんどですが、霊能者はそれを読み取って本人に故人の想いを伝えるのです。