今まで一度も不思議な経験なんてしたことなかったのに、毎晩霊を見るようになってしまいました。はじめは夢かと思ったのですが、夢ではなかったのです。午前3時30分になると必ず目が覚め金縛りに遭い、目を開けると悲しそうな表情をした男の子が私の顔を覗き込んでいるのです。男の子は私に何をするわけでもなく、ただ見ているのです。ただ、一度だけ私の足首をギュッと握ってきたことがありました。

翌朝、足首のところに手の跡があったのです。それを見て“これは夢ではない”と確信しました。霊が何かしてきたのはその一度なのですが、さすがに毎晩現れるとなると気味が悪いので、前に恋人の事で鑑定をしてもらったことのある電話占い天啓の啓知先生に鑑定をお願いすることにしました。

啓知先生が私を霊視しはじめるとすぐに「あなたの枕元に毎晩現れているのは、あなたのご先祖の霊です」と言われました。啓知先生にさらに詳しく見てもらったところ「この霊はあなたのご先祖なのですが、しっかりと供養されていないようです。そのことが辛くてずっと悲しんでいたのですが、今まで身内の中でなかなか波長が会う人がなく、誰にも気づいてもらえませんでした。でもようやく波長が合う人に巡り会えた。それがあなただったのです」不思議と男の子を見ても怖いと思わなかった理由がわかりました。

「私は彼のために何をすればいいのでしょう？」と尋ねると、「あなたの家に仏壇はないようですから、毎日コップ一杯の水を彼のために供えてあげてください。そして、もしお墓参りをする機会がある時には、今まで通りご先祖様へのお礼をするとともに、彼に対しても供養の気持ちを持つようにしてあげてください。そうすることで、彼はとても喜びます。いずれは彼があなたを守る強い味方となってくれることでしょう」と助言してくださいました。

鑑定をしていただいた日から、ご先祖様にコップ一杯のお水をお供えし始めました。それから1週間後、霊が現れたのです。その顔は今までとまったく違って、とてもうれしそうな顔をしていました。それ以来、ご先祖様の霊は現れません。今度実家に帰った時、必ずお墓参りに行きたいと思っています。啓知先生の助言により、私のご先祖様も大変喜んでくれたようです。ありがとうございました。

（水谷蘭子さん　27歳　三重県鈴鹿市）