交際相手が既婚者と知り、愕然。相手の真情を見てもらったところ……
いきなり大きな悩みを抱えることになり、誰に相談すれば良いのか迷った末、天啓さんにお電話しました。親兄弟や親しい友人にはとても話せないようなことで、高比良先生しか頼る人はいませんでした。電話がつながり、以前一度、鑑定していただいたことがあると告げると、「はいはい、あなたでしたか。亡くなった伯母様とお話ししたいとおっしゃっていた方ですね」と電話の向こうで頷いていました。
「え?私のこと、憶えているんですか?声に聞き覚えがあるとかですか?」
「いいえ、そうではなくて、今、伯母様の霊が降りてきて私に説明してくださったんですよ。以前、口寄せでお世話になったことがある、って」
急逝した伯母の霊を降ろしていただき、今後の本家の取り仕切りについて聞き出したのは、もう2年以上も前のこと。普通なら客1人1人の相談内容など記憶しているはずがないのに、それをきちんと示すあたりはさすがだと思いました。まさに正真正銘の霊能者、としか言いようがありません。
「それでですね、その伯母さんがあなたのことをとても心配している風情なのですが、もしや結婚や交際に関する事柄で何か深刻な悩みを抱えていらっしゃいませんか?」
返す言葉に詰まってしまった私。先生の指摘は図星でした。じつは結婚を真剣に考えていた男性に、いきなり自分が既婚者であると告白されたのです。彼は奥さんとの離婚が正式に成立したら、必ず私と結婚すると言っていましたが、いったん湧き上がった不信感を拭うことがどうしてもできませんでした。
詳しい事情を説明すると、さっそく相手の気持ちを読み取ってくれました。
「この男性、普段から少し言葉が足らないところがあるようですね。違いますか?」
「はい、たしかにそうです。どちらかといえば無口な方だし」
「ですから、私が読み取った彼の真意をあらためてお伝えしますね。彼はこう言いたかったみたいです。『正直、今までは結婚までは考えていなかった。しかし、最近になって君のことを心底好きになってしまったことに気づいた。それで自分の身の上についてきちんと告白して、あらためて再婚を前提とした付き合いを深めたかった』と。こうした彼の気持ちにどう答えるのかはあなた次第です」
アドバイスをいただいた後、もう一度、相手の男性と話し合いました。あなたはこう言いたかったのでしょう?と霊視の内容を彼に告げると、「その通りだ」と激しく頷かれました。高比良先生が見てくださった通り、すでに実質的な夫婦関係は完全に破綻して別居していること、2人の間に子供はいないこともしっかりと確認でき、彼との関係をこのまま続ける決心がつきました。「必ず幸せになれます」という先生の言葉を信じ、取りあえず向こうが離婚するのを待ちます。ありがとうございました。
(倉橋希美さん 35歳 北海道札幌市)