勤務先の病院が怖い!霊視で分かった事実は……
プロのイタコ霊媒が心霊相談に乗ってくれると聞き、迷いつつも天啓にお電話しました。担当してくれたのは、里々葉霊能者とおっしゃる先生でした。冒頭、こちらが具体的な相談内容について話す前に、いきなり電話越しに気合いのような声を掛けられました。不思議なことにその瞬間、重かった両肩がスッと楽になったんです。
「これでひとまず憑き物は離れました。が、まだこれは一時的な処置に過ぎません。一体どこでこんなモノを拾ったんですか?」先生が心配そうに問いかけてきたので、そこで初めて事情を話しました。
「じつは今、勤務している病院に……」「出るんですか?」「ええ。暗くなった廊下を歩く白い影を、これまで何度も見ているんです。怖くて、残業するのが嫌なんです」
「普段、あなたがお仕事をしているのは、病院の受付奥にある事務室ですね。ということは、看護師さんではないのですか」「はい、医療事務をしています」「出るというのは、主にそのフロアのトイレ側の廊下でしょう?」「そうです!何で分かったんですか!」「強い怨念の波動が、そのトイレ付近から出ているんですよ。恐らく過去にその場所で、誰かが不審死をしているはずです」
翌日、恐る恐る上司に確かめると、「くれぐれも内密に」と言い置いて事実を教えてくれました。20年前に1Fの女子トイレで入院患者が自殺したことがあるそうです。現在、先生の指導通りに事務所内の数カ所に盛り塩を置くなどして対処しています。おかげさまで私を含めて、事務員の間での白い影の目撃は途絶えています。
(広瀬和実さん 34歳 愛知県名古屋市)