出戻りバツイチの小姑に、平穏な生活を引っかき回されています
私たち一家の住んでいる家と夫の実家の距離が近くて、必要な時にすぐ義父の車を借りたり、長男が幼かった頃には義母に預かってもらったりなど色々と助かっていました。しかしその便利さに甘えていたことを、今になって深く後悔しています。というのも一昨年、離婚した義妹がその実家へ戻ってきたのですが、これが非常に難儀な人で、暗黙の了解となっている清掃などの奉仕活動に噛みついて町内会と揉めた挙げ句、瞬く間にトラブルメーカー認定されてしまったんです。そのせいで義父母はおろか夫と私まで白い目で見られるようになり、今まで親しく付き合っていた近所の人からもガン無視される始末。都会の人には想像しにくいかもしれませんが、田舎というのはいったん村八分的な扱いをされると、本当にそこに住めなくなるんです。それで「これはもう引っ越すしかない」と家族で話し合っていた最中、ふと穂乃子先生のことが頭に浮かび、ご意見を聞いてみることにしました。
経緯を説明すると、電話の向こうからため息が漏れました。「義理の妹さん、間違った方向でエネルギッシュな方のようですね。都会の論理を無理矢理に持ち込んで、地元のコミュニティを掻き回しているということですか?」「はい、その通りなんです。東京の難関大学を出るほど頭は良いんですが、昔から異常なほど好戦的な人でした。長年の東京暮らしでそれがさらにエスカレートしちゃったというか、今回も帰ってくるなりご近所を挑発して……あのままでは義父母が可哀想です」「離婚を通じて蓄積した怒りの感情を、別の対象に向けてしまっているのでしょうね。でも、その当事者がいなくなれば元のサヤに収まるんじゃないですか」
先生にそう言われたものの、「無理です」と答えました。義妹は何故か実家暮らしにこだわっており、いつまで経っても出て行く素振りが見えなかったからです。これに対して穂乃子先生はしばらく霊視を続け、「端的に言うとお金の問題ですね」と結論付けました。
霊視結果は次の通りでした。まず義妹は東京で自然食品関連の事業を興すも、それに失敗して多額の借財を抱えている。そして離婚せざるを得なくなったのも、じつはその借金が原因(義父母は恥の気持ちが先立って私たちに隠している)。義妹はこのまま義父母の面倒を見続け、実家の土地建物と財産の正当な継承権を私の夫を含めた他の兄妹たちに認めさせるつもりでいる、など。開いた口がふさがりませんでした。
後日、義父母にこれらの霊視結果を突きつけたところ、全て事実であったことが分かり、夫も目を丸くしていました。現在、他の義弟妹たちも交えて、義妹の暴挙にどう対応するべきかをあらためて話し合っています。今後も再三にわたって穂乃子先生のお知恵を拝借することになると思いますが、どうかよろしくお願いします。
(高橋李夏さん 45歳 長野県飯田市)