巷には心霊スポットなどと呼ばれる場所があります。若者が面白半分に肝試しに訪れたりしているようですが、そのような行為はまさに「百害あって一利なし」です。 そうした場所は低級霊の温床となっている場合が非常に多く、ふざけた気持ちで出向くということは、まさに「私に憑依してください」とお願いに行くようなものです。
心霊スポットに限らず、私たちの周りには、人に障りを成す悪霊や浮遊霊が引き寄せられやすい場所、吹きだまりやすい場所というものがあります。そうした心霊的な危険を秘めた場所の見分け方を、ほんの少しだけご教示させていただきます。

一般的に水辺というのは、霊の集まりやすい場所です。

観光地にある滝や湖などで写真を撮ったら、霊のようなものが写っていた、という話はよく聞かれます。集まってくる霊は必ずしもその水辺で亡くなったというわけではありませんが、観光地など多くの人間が集まる水辺では、不慮の死を遂げた方の霊が集合体になっている場合が多いようです。
こうした観光地では無闇に写真を撮ったり、ふざけて大騒ぎをしたりすることは慎んでください。エチケットを守って静かに風景を眺めたあとは、ごみなども捨てずにきちんと帰りましょう。

水辺に限らず、霊は水気に棲むとも言われます。一日中、陽が当らず湿気の多い場所には、浮遊霊が集まりやすいのです。例えば、草の生い茂った川辺や斜面の北側に位置する湿気の多い雑木林などは要注意です。そのような場所を散歩コースにしている方は、明るくさわやかな道路へ変更されることをお勧めいたします。

なお、水気の多い場所でも一番厄介なのは、湧水の出る湿地や、日当たりの悪い窪地などを埋め立てて造成した住宅地です。このような場所は一見するとわからないのですが、実際に家に住んでみると、異常な湿気が床下から上がってきて、畳が腐ったり、家じゅうにカビが発生したりします。湿気の多い土地はもともと風水的なプラスエネルギー値が低いので、気が澱み、低級な霊が集まりやすいのです。
こうした場所に建つ家は霊の通り道(霊道)になりやすくなります。様々な怪現象に悩まされたり、立て続けに不運に見舞われたりして、結局は引っ越さざるをえないという憂き目にも遭いやすいでしょう。
周辺の住宅地に比べて、その造成地だけ価格が安いというような場合は、購入される前にきちんと調べられた方がよろしいでしょう。