霊の存在を示す匂い
霊がその存在を示すもののひとつとして、匂いがあります。どんな匂いがするかで、それが良い霊か、悪い霊かがわかるのです。
霊はさまざまな形で、私たちに存在を示してきます。実際、部屋の中に気配を感じたり、誰もいないのに物音がしたり、突然背筋が寒くなったり、写真の中に不可思議な物が写り込んでいたり…といった体験をされている方もいるのではないでしょうか。それは、霊が自分の存在を知ってもらいたいがために発している信号なのです。
しかし、霊が存在を示そうとするのは、音や光、声といったものだけではありません。匂いもそのひとつなのです。
その、霊が発する匂いのことを霊臭といいます。風が吹いているわけでもないのに、突然妙な匂いがしたり、誰もいないのに香水のような匂いがしたり…そのような時には、霊が貴女の近くを通り過ぎているのかもしれません。
霊臭は実に多種多様な匂いを発しますが、良い霊の場合は良い香りが、悪霊や低級霊の場合は不快な匂いがします。悪霊や低級霊が存在する場所には、物が腐ったような悪臭が漂っていることが多いです。ですから、何の前触れもなく悪臭が漂ってきた場合は、すぐにその場所から立ち去るのが賢明でしょう。
また、悪霊や低級霊にとり憑かれてしまっている人からも、霊臭は発せられます。万が一、自分の周りの人間から指摘があった場合は、すぐに霊能者の鑑定を受けたほうが良いでしょう。
また、貴女の身近な人の霊が存在を示す時には、その人が好きだった物の匂いを発する場合が多いです。実際にお電話いただいた中で、このようなものがありました。
結婚間近で、婚約者の方を亡くしてしまった女性の方で、なにか辛いことがあるたびに、婚約者の方がよくつけていた香水の匂いがしたそうです。その香りがすると、すごくはげまされているような気になるとおっしゃっていました。霊能者が鑑定すると、婚約者の霊が、彼女に寄りそっている姿が見えたそうです。彼は、「いつでも近くにいる」ということを彼女に気づかせるため、好きだった香水の匂いを発していたのです。
このように、生前好きだった物の匂いを発し、存在を示すことも少なくありません。
では、霊が好む匂いというのはどのようなものなのでしょう。やはりこれも、良い霊と悪い霊では違いが出てきます。悪霊や低級霊は、悪臭を好みます。ですから、悪い匂いを漂わせている場所や人には、悪霊や低級霊が憑きやすいといえるでしょう。その逆に、高級霊や守護霊、浄化された霊などは、お線香やお香の匂いをとても好みます。良い霊をまわりに集めたいと思ったら、お線香やお香を焚いてみてください。