人形に憑いていたのは子供を失った母の怨霊
霊能者が語る心霊体験(4)
高津先生

知人から、ある人形を預かることになりました。
その人形は、2か月ほど前、知人がアンティークショップで購入したものだとのこと。けれども人形を買ってからというもの、さまざまな異変が起きるようになったというのです。
ラップ音が起きるようになったり、鳴き声が聞こえてきたりするとのこと。気味が悪かったのですが、処分することができずに困っているらしかったので、私が預かることにしました。
いざ人形を手渡しされた瞬間、ビリっと電気が走ったようになったのです。『ああ、これはかなり強い霊が憑いている』とすぐにわかりました。知人は私に人形を渡すと、ホッとした様子になりました。
その日から、人形を居間に飾ることにしたのですが、引き渡してもらったその日からすぐに異変は起き始めました。知人が言っていた通り、激しいラップ音がするようになったのです。またパタパタと足音がしたと思うと、今度は女性の話し声が聞こえてきました。 私は霊能力で、この霊と交信してみることにしたのです。女性の霊に対し話しかけてみると、すぐに反応がありました。女性の霊は「お前に私の気持ちがわかるはずない!」と、ヒステリックな気持ちを私にぶつけてきたのです。
霊視で深く事情を探ってみると、子供を亡くした女性の霊だということがわかりました。子供を失い精神的に壊れてしまった女性の元から、旦那さんまでもが去っていきました。一人になってしまった女性は、子供の代わりにこの人形をかわいがっていたのです。
亡くなってから、この人形に彼女の魂が乗り移ってしまったのでしょう。知人の元に来るまで人形は3人の女性たちの手に渡っているのですが、持ち主の女性が辛い状況に置かれている場合は、このような心霊現象を起こしていなかったようです。
逆に現状が幸せな女性に対しては、まるで敵視するかのようにさまざまな霊現象を起こしていました。知人も人形を手にする前、かなり充実した状況だったので、人形から敵視されてしまったのでしょう。
女性の霊と対話したところ、「私はとても不幸な目に遭った。幸せにしている人が許せない。同じように苦しめてやる」といった感情をむき出しにしていました。人を妬む気持ちがひどくなっていたのです。私は、彼女に対して「人を妬んでも何もならない。早く成仏して子供に会いに行ってあげてほしい」といったことをひたすら伝え続けたのです。
最初はまったく聞く耳を持っていなかったのですが、徐々に彼女の気持ちも動いていきました。そして最後には成仏してくれたのです。それから1週間、人形に何の異変もないので、知人に返すことにしたのです。「もう持っていても大丈夫」と。
人形を返した時、知人は「何か表情が変わったような気がする」と言っていました。それ以来、とても大切にしているようです。あれから1年以上経ちますが、何の異変もないようなので良かったです。