心霊番組で訪れた廃墟で関係者を襲った霊障
霊能者が語る心霊体験(7)
深水先生
危険な心霊スポットに近づかないよう警鐘を鳴らすという目的で、あるテレビ番組に出演しました。そこは心霊スポットとして有名な廃墟だったのですが、恐ろしいほどたくさんの霊と遭遇することになったのです。その建物に近づくにつれ、だんだんと空気が重くなっていくのがわかりました。夏から秋になる頃だったので、すでに夜は涼しくなっていたのにも関わらず、廃墟に足を踏み入れると同時に、湿気に満ちたジトッとした生ぬるい空気が漂っていました。そして、何とも言えない生臭い匂いがしてきたのです。そして、あちこちから多くの視線を感じました。霊が寄ってきていたのです。私には霊の声がはっきりと聞こえてきました。
「なぜやってきたんだ」「邪魔をするな」「お前にとり憑いてやる」などと、明らかに気分を害しているのがわかったのです。だんだん耳鳴りがしてきて、奥に進めば進むほどそれが強くなっていったのです。あちこちに散らばっていた霊が、次々と集まってきているのもわかりました。『これはかなり危険だな』と思った瞬間、テレビカメラを持った方がストップをかけました。いきなりカメラが動かなくなってしまったのです。しばらくして映るようになり撮影が再会したのですが、今度はスタッフの気分が悪くなってしまったのです。
霊視をしてみると、やはり霊にとり憑かれていました。すぐに除霊をして霊を引き離したのですが、今度は別のスタッフが霊にとり憑かれてしまったのです。その男性も除霊をすると、今度は私に攻撃をしてくるようになったのです。何体もの霊が、私の肩やら背中にもたれかかってきました。かなりずっしりと体が重くなっていったのです。中には私に憑依しようとしてくる霊もいたのですが、霊能力で跳ね除けていきました。これではキリがありません。少しでも荒れている霊を鎮めようと念仏を唱え、お線香をあげてきましたが、あまりにも多くの霊が集まっているためとても祓いきれません。これ以上この場にいるのは危険と感じ、引き返すことになったのです。廃墟を出てくると、ようやく耳鳴りも止みました。
すぐに廃墟から離れたほうが良かったので、慌てて車を出したのですが、しばらくすると車が急停車。廃墟からだいぶ離れたというのに、車を運転していたスタッフの気分が悪くなってしまったのです。廃墟の浮遊霊がしつこくつきまとってきたようです。その場に車を止め、念のためスタッフ全員にお祓いをしました。お祓いにより、ようやく落ち着くことができたのです。今まで心霊スポットと呼ばれるところに何度か足を運んだこともありますが、これほど強い霊がたくさん集まっているところは初めてでした。
このように、かなり危険な場所がありますので、みなさんは軽い気持ちで心霊スポットに行かないようにしてください。ああいった場所には、浮遊霊がたくさん集まってきています。今回は除霊をして何とかその場を逃れましたが、放っておいたら浮遊霊が憑いていたことでしょう。いかに霊の集まる場所が危険かということを、改めて思い知った心霊体験でした。