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ほんとうは恐ろしい占いの話

不気味!異様!常識外れ!~正体不明の占い師 5題【1】

街頭易者、占い館、個人鑑定など様々な占いの場で起きた超常現象やサイコな出来事をお伝えするこのコーナー。今回は正体不明、得体の知れない不気味な占い師に遭遇した恐怖体験をご紹介します。
その1話目は、神奈川県にお住まいの占い好きの主婦・マナミさんから寄せられた体験談です。実年齢とかけ離れた、異様な若さを保つ女性タロット占い師。彼女が主催する占術講座に参加したことをきっかけに、マナミさんはある重大な疑念を抱くようになったそうです。

【その1】異様に若いタロット占い師。その若さと美貌の秘訣は…

投稿者 マナミさん・35歳・神奈川県在住

ほんとうは恐ろしい占いの話

10代の初め頃から占いに興味を持ち、とくにタロットカードには一時期かなりハマッていました。その後、結婚して子育てに追われるようになってからは大好きなタロット占いからもすっかり遠ざかっていたのですが、家族で出掛けた書店の展示コーナーで輸入物のウェイト版タロットを見掛け、思わず衝動買いしてしまいました。またそれがきっかけで一時の熱がぶり返してしまい、子供を寝かせた後に時間ができると夫の書斎を借りてカードを弄るようになったんです。

ある日、そんなことをママ友の1人に話したら、「えっ?私もタロット占いが好きなの~♪」と思いかげず盛り上がり、その人から「自宅で少人数を集めてタロット教室を開いている先生がいるんだけれど、良かったら紹介してあげようか」と誘われたんです。話を聞く限りは楽しそうな感じだったし、講習料も微々たる額だったので、「ぜひ、連れて行って!」とお願いしました。

そんなわけで翌々日の土曜日、紹介者のママ友の車に乗せてもらってその講習会に顔を出しました。場所は隣町の閑静な住宅街で、中でもひときわ目立つ洋館風の家が会場でした。煉瓦造りの瀟洒な門構えにうっとりしながら屋内へ入ると、1階の広いリビングにはすでに数人の受講者たちが集まっていて、テーブルに用意されたお茶をいただきながら、お互いの自己紹介などを続けていたのですが、やがて主催者の先生が入ってきて…。

事前に聞いていた話では、相当長いキャリアを持つプロの占い師で、年齢も60代の後半と聞いていたのですが、目の前に現れた女性はそれよりもはるかに若く見えて、下手をしたらその場にいた30~40代の主婦たちと同年代にも見えました。若作りとかメイクでごまかしているとか、そういうことではないんです。これは同性でないと分かりづらいことだと思うのですが、肌の張りや質感がとても還暦過ぎには見えなくて、年齢特有の弛みやシワ、クスミなども皆無でした。連れてきてくれたママ友は、私の驚く様子に気づいたらしく、隣からそっと耳打ちしてきました。

「ね、ちょっといないぐらいの美魔女でしょう?びっくりさせようと思ってわざと黙っていたんだ」
「本当に65過ぎなの?もしかして、騙してる?」
「ホントだよ。じつはこの講習会が人気なのは、受講料に比べて質が高いのももちろんなんだけどね、あの先生の異常な若さに釣られて秘訣を聞き出そうとしている人も多いんだよ」
彼女の言葉を裏付けるように、講座の終了間際の質疑応答では、タロットとはほとんど関係がない質問が相次ぎました。どんな化粧品を使っているのか、何か特別な美容法を実践しているのか、あるいはダイエット法は?など、端で聞く私がハラハラするほど不躾な質問を、講義中にもまして熱心に問いかけてくる主婦たち。そして苦笑しながら丁寧に受け答える先生と、初めて参加した身にはとても奇妙な光景でした。

結局、そこの教室には3回くらい顔を出したきり行かなくなりました。毎回の講座料自体は安いので、家計的には問題がなかったのですが、生徒たちの間で毎回恒例になっている、教室がはねてからのカフェでのおしゃべりやその他、諸々の社交が煩わしくなってしまって…。また、何よりも教室の場の空気が変な感じで、どうしても馴染むことができませんでした。紹介してくれたママ友には、「夫の母親が病気になって、自分の時間が取れなくなった」と嘘をつきました。
で、彼女はその後もずっと通っていたようでしたが、半年ほど過ぎた頃、いきなり本人の訃報が飛び込んできたんです。死因は心不全で、自宅近くの路上に停まっていた車内から遺体で発見されたらしいです。息子を塾へ送った帰り道だったとも聞きました。

ここから先は憶測というか勝手な想像がかなり入っているので、話半分に読んで欲しいのですが、じつはあのタロット教室で毎回、生徒たちに若さの秘訣を訊かれた先生は、こんなことを話していたんです。
「私、若い頃にフランスに住んでいたことがあって、タロットもその頃に勉強したんです。教えてくれたのはロマ族(ジプシー)出身の女性で、他に西洋魔術やジプシーの魔女術にも詳しくて、そちらの方面のことも色々と学んだのですが、ある時に若さを保つ術というのを知りまして、以来ずっとそれを実践しているんですよ。術の具体的な内容については、その師匠との間に門外不出の誓約書を取り交わしたので、残念ながらお教えすることができませんけれどね。信じるか信じないかはご自由に」など煙に巻くようなことを言って、婉然と笑っていました。

私もこの話を聞いた時には、もちろん全く信じませんでした。でも、今は「もしかして本当かも…」という気持ちに傾いています。ママ友のお通夜に参列した帰り道、娘と一緒にファミレスで夕食を摂ったのですが、その最中、私たちの背後のテーブルにいずれも喪服姿の女性グループが座ったんです。ちょっと気になって背中越しにチラ見したら、あのタロット教室で見掛けた主婦たちでした。通った回数が少ないこともあり、向こうは私のことに気付く様子がなかったので、これ幸いと彼女たちの会話に聞き耳を立てました。そうしたら…。

  • 主婦1「ねえ、結局、今日は先生も来てたの?」
  • 主婦2「来ていたみたいよ。早い時間にお焼香を済ませて帰ったって」
  • 主婦3「どんな感じだった?」
  • 主婦2「受付の手伝いをした▲▲さんの話だとね…(声を潜めて)。この前よりもまた、さらに若返っていたって…」
  • 主婦1「怖いよ…。◎◎さん(亡くなったママ友)で何人目?先月、家を飛び出した××さん入れたら4人?」
  • 主婦2「ううん、もっと多いはず。私たちが知らないだけだよ。もう、5年近くも教室をやっているっていうし」
  • 主婦1「ヤダ!悪いけど私、もう行かない…」
  • 主婦3「ついこの前まで、絶対に弟子入りして秘密を聞き出すって張りきっていたくせに?」
  • 主婦1「茶化さないでよ。コレって絶対、ヤバいヤツじゃないのっ」
  • 主婦2「私ももう行くつもりはないけれど、それでも口コミでどんどん新しい人が集まってくるんだよね…」

と、一言一句を正確に聞き取ったわけではないですが、要するに彼女たちは、占いの先生が通常の教室の他に個人レッスンのようなこともやっていて、それに申し込んで受講した女性たちが、直後にことごとく不幸に見舞われる…。そんな奇怪な内容の話をしていたのです。

知り合いのママ友は命を失ってしまいましたが、そこまで極端でなくても、不倫相手と駆け落ちをしたものの相手の男にすぐに捨てられてメンタルを病んでしまった中年女性や、マルチ商法にはまって借金を負い夫と離婚した若い主婦など、すでにいくつもの前例があるようでした。先生自身が言っていた若さを保つという魔術には、運気を吸い取るための生贄(いけにえ)が必要で、あの先生はその生贄(いけにえ)を常時補給できるように、わざわざ主婦向けのタロット教室を開いているのではないか…?そんな突拍子もない考えが頭をよぎりました。

それから数ヶ月後、最寄りの駅前で偶然、あのタロット占い師の姿を見掛けました。ファミレスで盗み聞いた話の通り、こちらが唖然とするほどさらに若返っていました。若い娘でもためらうような露出の多いドレスを身にまとい、しかもそのボディラインには一寸のゆるみも窺えませんでした。仮にヨガや運動などで身体を鍛えていたとしても、60代の女性にはまず絶対にあり得ない姿でした。その時、彼女は停車した車内の助手席から降りるところで、運転席には学生風の若い男の子が座っていたことも鮮明に憶えています。2人はよほど親しい間柄らしく、車窓越しに濃密なキスを交わすと、先生の方はそのまま雑踏の中へ消えていきました。

彼女の背中を見送った後、車に残った男の子にふと目を戻し、思わず声が漏れそうになりました。最前までの若々しい風情が、ほんの一瞬の隙に消し飛んでいたのです。そこにはくたびれ果てた表情を浮かべる、中年男のような老け顔がありました。まるでキスを交わした瞬間に、全身の精気を吸い取られたかのように…。吸血鬼?それとも吸精鬼(サキュバス)?…そんな言葉が脳裏をよぎり、私はあわててその場を逃げ去りました。