友に対する向き合い方で幸運を引き寄せる
思念は霊的な波動として力を持ち、時に成功や幸運を引き寄せ、かたや失敗や不幸を呼び寄せます。今回は「友人の幸せを祝福する気持ち」と「妬む気持ち」を通して、思念と波動、そしてあなた自身が誰よりも幸せになるための簡単な方法をご説明いたします。
あなたは友人が幸せになった時、どう思いますか
例えば、あなたは現在独身で、あなたの友人が好きな人と結ばれ結婚したとしましょう。あなたはその友人に対してどういう感情を抱くでしょうか。「羨ましい」という気持ちが芽生えるのではないでしょうか。この「羨ましい」という気持ちは人として自然なものです。自分が欲しいものを友人が手に入れたわけですから、それを「いいな」と思う気持ちは極めて当然のことです。そこにネガティブな波動はありません。
しかし、その感情が「妬ましい」という感情に発展してしまうと、ネガティブな波動が生まれます。「なんで私が独身なのにあの子は幸せに? 悔しい!」という感情は、あなたの中に暗雲のように立ち込めていき、よくないものを引き寄せます。対抗して見栄を張るようになったり、出逢いや結婚を焦るあまり余計うまくいかなくなったり、異性に騙されたりしてしまうかもしれません。
「いいな、私もいつか好きな人と結婚したい」という純粋な気持ちを膨らませることで、その思念はポジティブな波動を引き出します。友人の幸せを受け止め、自分もそうなりたいと願うことで、あなた自身の未来に起こる運命の出逢いに向けて両手を広げている状態となるのです。僻むのではなく祝福し、自分もそうなりたいと思いましょう。そうすれば実際に同じような幸せが引き寄せられます。
友の不幸を「かわいそう」と思う気持ちについて
かたや、友人が離婚したとしましょう。あなたはどう思うでしょうか。「かわいそう」と思うかもしれません。一緒に同情して悲しくなったり、別れた相手に怒ったりする人も多いでしょう。そういう気持ちは決して人として間違いではありませんが、霊的にはあまり良い結果をもたらしません。相手を慮るのはとても大切なことですが、相手には相手の考え、価値観があり、相手の人生があります。離婚という事実は傍から見れば不幸かもしれませんが、その人にとっては新しい旅立ち、過去からの脱却を意味するものかもしれません。 そんな相手に対し、「かわいそう」と思ったり、勝手に感情移入して悲しんだり怒ったりする行為は、よくありません。そういった思念を通してまったく不必要なネガティブな波動を生み出すこととなります。もちろん離婚を喜ぶ必要はありません。ですが、「かわいそう」と思うのではなく、「どんな状況でも私たちは友人」という気持ちを大事にし、変わらない態度で接してあげるのが最も良い行動でしょう。そうすることで、友人も、あなた自身もネガティブにならず、ポジティブに向かえるでしょう。
友人の幸せはあなたにとってもチャンス
「誰よりも幸せになりたい」と願っているのであれば、幸せになった友人のことを祝福してあげましょう。そして一見不幸になったかもしれない友人にも以前と変わらず接するようにしましょう。あなたが本当の意味で友人たちに寄り添うことで、友人も、あなた自身も共に幸せに向かうことができるのです。