目が覚めると、見知らぬ女性が私を押さえつけていた
仕事の関係で、よく出張に行くのです。この時も、観光地として有名な場所に出張していたんです。仕事を終え、宿泊先のビジネスホテルに泊まった時です。部屋に入った瞬間、何かちょっと生臭い匂いがしました。ほんの一瞬だったので、その時は気にしていませんでした。
外に食事をしに行き、また部屋に戻ってくると、やはり一瞬生臭い匂いがしたような気がしましたが、気のせいだと思っていました。でも、なんかヘンなんです。今度は誰かに見られているような気がしてきました。ふとした瞬間に、どこからともなく視線を感じるのです。それでも昼間あちこち動き回っていたせいかかなり疲れていたので、ベッドに横たわったとたん眠ってしまったんです。
それからどのくらい時間が経ったかはっきりはわかりませんが、急に息苦しくなり目を覚ましました。すると見ず知らずの女性が馬乗りの状態になり、私を押さえつけているのです。必死に抵抗したのですが、なかなか離してくれません。やっとの思いで振り払うと、女性の姿は消えてしまいました。そのあと、また生臭い匂いが漂いました。
私はすぐにフロントに電話をし、今あったことを伝えると、すぐに従業員の方がやって来て、部屋を変えるように言ってきたのです。従業員の方は「申し訳ございません」と謝罪しながら、かなりグレードの高い部屋へと移してくれたのです。あの部屋に何があったのか聞いてみたものの、受け流すだけで答えてはもらえませんでした。部屋を移ってからは何事もなく、快適に休むことができました。
やはり、あの部屋に何かがあったのでしょうか?もしそうだとしたら、今は何の影響もありませんが、今後何か起きる可能性はあるのでしょうか?
(東京都渋谷区 目黒さくらさん 37歳 会社員)
秋哉先生より
霊視したところ、貴女がお考えの通り、あの部屋には女性の霊が存在します。その女性は、男性にひどいフラれ方をし、絶望して、あの部屋のお風呂場で自ら命を断ってしまったのです。もしかしたら男性が訪ねて来てくれるかもしれない……そう思い続けながら、あの部屋の中に今も彷徨い続けているのです。貴女自身、あまり霊を感じる体質ではありませんが、たまたま波長が合ってしまったのでしょう。自分の存在を示すために、彼女の霊は貴女を抑えつけるようなことをしたのです。霊の影響を心配されているようですが、彼女の霊はあの部屋から出ることはありません。ですから、貴女に危害を加えるようなことはないでしょう。安心してください。出張が多いようなので、いつまた霊と波長が合ってしまうかわかりません。出張に行く際は、粗塩を紙に包み、持ち歩くようにすると良いでしょう。よほど強力な物でない限り、霊からの被害を防げると思います。ぜひお試しください。