コックリさんを中断した夜、私の足に残された引っかき傷
私が小学生の頃、コックリさんが大流行しました。我が家は両親が共働きで留守だったせいもあり、放課後の遊び場に最適。私の部屋でいつもコックリさんをやるのが習慣になっていました。
ある日のこと、質問が終わって「コックリさん、コックリさん、お帰りください」と言ったところ、硬貨が「いいえ」の方に動いたのです。さらに硬貨の動きをたどってみると、「かえらない」「のろう」と続いたのです。
私たちは恐怖におののき、友達は泣き出してしまいました。そして、「私もう帰らないと」「私も」と続けて言うのです。仕方なく、コックリさんが「のろう」と言っているのを無視して中断し、紙を破り捨て、友達は帰って行きました。
それからベッドで横になって漫画を読んでいるうち、私はうたた寝をしてしまったのです。
でも、突然足に激痛を感じて飛び起きました。明かりをつけて見ると、足には引っかき傷がくっきり残っているではありませんか。
ふと誰かに見られている気がして窓の外を見ると、狐のような動物がこちらを見てにやりと笑い、走り去って行きました。あれがコックリさんのたたりだったのでしょうか?それ以来、私はコックリさんをやるのをやめました。
(宮崎県仙台市 久保菜摘さん 30歳 教員)
湊紅梅先生より
低級霊のいたずらと思われます。素人が霊を降ろす、降霊会のようなことをやっていると、低級霊が集まってきやすいのです。そして子供たちを驚かそうと、「のろう」などと言ってみせるのは実によくある話。菜摘さんのもとへ来た低級霊は、その後も菜摘さんがひとりでいるのを見てもっと驚かしてやろうと目論み、狐の姿形をして引っかき傷をつけるという悪ふざけをしたと思われます。コックリさんによる呪いではありませんが、低級霊の中には悪質なものもいるので、注意が必要。異変がいつまでも続く場合は、電話占い「天啓」にご相談ください。